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(2016年7月19日からカウント)


◎内橋克人さんや山田洋次さんらが訴え 講演会「さようなら原発」に約1300人参加


 

 「さようなら原発」1千万人署名市民の会(連絡先・原水爆禁止日本国民会議気付)は2011年9月8日夜、東京都新宿区の日本青年館大ホールで、講演会を開き、呼びかけ人の内橋克人さん(経済評論家)や賛同人の山田洋次さん(映画監督)らが講演しました。また、脱原発の実現や「5万人集会」(2011年9月19日午後1時、東京・明治公園)への参加を訴え、約1300人が参加しました。
 内橋さんは、第二次世界大戦での神戸大空襲の被害体験を紹介しながら、同じように「心穏やかになれないこと」として、今回の東日本大震災による福島第一原発の事故を告発。とくに、財界が脱原発を推進すると電力が不足し、日本経済が空洞化するという「脅し」をかけていることについて、ほとんどの原発が稼働していない現在でも電力は余っていると指摘し、「こういうトリック、レトリックにやすやすと乗せられる日本人はもう卒業しましょう」とのべました。また、大震災や原発事故の被災者の救援は公的支援でこそ行うべきだとし、阪神大震災の被災者支援で、村山富市首相(1995年1月当時、自民・社会・さきがけ政権)が「日本は資本主義の国なので公的補償はしない」という趣旨の発言をしたことを厳しく批判しました。
 山田さんは「原子力の平和利用という言葉をほとんど、うのみにしていたことの悔しさ」と、その結果起きた原発事故に対する「悲しみ、怒り」を強調。「意見の違いをあげつらって敵対していた昔の市民運動と違う、新しいタイプの市民運動をやりましょう」「大事なことは分裂することでなく、いっしょにやることです」と呼びかけました。
  (経済ジャーナリスト・今田真人=2011年9月8日記)

講演会「さようなら原発」で話す内橋克人さん(右)=2011年9月8日、東京都新宿区の日本青年館大ホール

☆「さようなら原発」1千万人署名市民の会のホームページ

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