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◎「放射線は人体のDNAを傷つける」 医師の向山新さんが講演 第1回目の原発問題連続学習会 東京都国立市


 「福島原発事故と放射線の人体への影響」をテーマにした第1回目の原発問題連続学習会が30日、東京都国立市の一橋大学で開かれ、55人が参加しました。「原発問題の学習会」実行委員会(代表は横浜国立大学名誉教授の本間要一郎さん)など4団体が主催。医師で立川相互ふれあいクリニック所長、全日本民医連被曝問題委員会委員の向山新(むこうやま・あらた)さんが講演しました。
 向山さんは、放射線が人体のDNAを傷つけ、傷が多いと遺伝的な突然変異を起こして、いろいろな病気を引き起こすと指摘。放射線障害には大量の放射線を浴びて起こる「急性障害」のほか、少量の放射線を浴びて起こる「晩発性障害」があると説明しました。
 被曝の種類には「外部被曝」と「内部被曝」があり、今回の事故の場合、食品摂取による「内部被曝」や、その「低線量被曝」による「晩発性障害」が問題になってくるとのべました。そのため、放射能汚染が基準値以下であっても、それなりに放射能が含まれている食品は、あえてその消費を奨励しないよう、注意をよびかけました。
 (経済ジャーナリスト・今田真人=2011年10月30日記)



  
学習会冒頭にあいさつする本間要一郎さん(左の写真中央)、講演する向山新さん(右の写真)=10月30日、東京都国立市の一橋大学の教室

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