(2016年7月19日からカウント)
◎「放射線は人体のDNAを傷つける」 医師の向山新さんが講演 第1回目の原発問題連続学習会 東京都国立市
向山さんは、放射線が人体のDNAを傷つけ、傷が多いと遺伝的な突然変異を起こして、いろいろな病気を引き起こすと指摘。放射線障害には大量の放射線を浴びて起こる「急性障害」のほか、少量の放射線を浴びて起こる「晩発性障害」があると説明しました。
被曝の種類には「外部被曝」と「内部被曝」があり、今回の事故の場合、食品摂取による「内部被曝」や、その「低線量被曝」による「晩発性障害」が問題になってくるとのべました。そのため、放射能汚染が基準値以下であっても、それなりに放射能が含まれている食品は、あえてその消費を奨励しないよう、注意をよびかけました。
(経済ジャーナリスト・今田真人=2011年10月30日記)
学習会冒頭にあいさつする本間要一郎さん(左の写真中央)、講演する向山新さん(右の写真)=10月30日、東京都国立市の一橋大学の教室