アクセスカウンター


不破哲三『講座・日本共産党の綱領路線』(1984年)から
(2014年12月9日〜11日のツイート再録)


@「ここで強調したいのは、党綱領における統一戦線政策が、民主主義革命をになう民族民主統一戦線だけでなく、革命運動のすべての段階をつうじる一貫した方針だということです」


A「条件が民族民主統一戦線の結成にまで熟さない段階においても、『当面のさしせまった任務にもとづく民主勢力と広範な人民の共同、団結』をよびかけ、それに力をつくすことは、党綱領の規定する重大な任務です」(P169)


B「(コミンテルン)第7回大会では…これまでの国際共産主義運動にあった、すべての社会民主主義政党をブルジュアの支柱として攻撃するセクト主義に根本的な批判が加えられ、…統一戦線政策…が全面的に提起された」(P170)


C「統一戦線とは…綱領が指摘しているように、『世界観や社会主義革命の方法についての意見の相違』などは保留しつつ、当面のさし迫った任務にもとづいてむすばれるもの」(P171)


Dここで一言。志位委員長は14年12月8日の外国特派員協会の会見で、記者になぜ他の野党と妥協して選挙協力しないのかと問われ、「全国的には野党間の選挙協力の条件はありません」と言明(「赤旗」同9日付)。またまた残念な発言だ。


E「いまの自民党は、昔の自民党とは違う。日本の侵略戦争を正義の戦争とし、戦後の世界秩序を否定するのが、いまの安倍晋三の自民党だ」(10日、京都で不破氏)。そうであるならなおさら、安倍内閣打倒の統一戦線を追求する以外にない。


F「沖縄は例外だ」というワケ知り顔の人へ。沖縄の社民党や生活の党は、政党助成金をもらっていないのか。辺野古への米軍基地移設に反対する、沖縄の自民党は政党助成金をもらっていないのか。政党助成金廃止は統一戦線の共同目標ではない。


G統一戦線は「共産党だけが清廉潔白だ」という独善的な姿勢では絶対につくることはできない。お互いの立場を尊重しあう姿勢こそ、統一戦線の前提だと思う。「政党助成金は政治を腐らせてきた」などという不破氏の発言はいただけない。



ページトップに戻る

トップページに戻る