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(2017年8月28日からカウント)


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(2017年8月28日〜、経済ジャーナリスト、今田真人)


@2017年8月26日、メールで受信
男性(匿名での公表を了解済み)

初めまして。
「資料・日本共産党の原発政策の変遷」を読みました。
私は小泉政権時の自衛隊イラク派兵に憤り、個人でも何かできないかと考え、支部委員の方の訪問もあり、共産党員となりました。その後、党員の仲間と共に歴教で学び、平和委員会の活動にも参加したりと充実した活動をしていました。
3.11の時、私には4歳と2歳の女の子と妊娠中のつれがいました。広瀬隆氏の著作から、チェルノブイリの被害について知っていましたので、風向き等によっては、〇〇(地名なので伏せる。以下同じ)も無事ではないと、新たに原発のこと、被曝のことを集中的に学びました。平和委員会の新聞に矢ヶ崎克馬氏のインタビューがあり、最初に読んだのが氏の「隠された被曝」でした。さらに肥田舜太郎氏、沢田昭二氏などから内部被曝について詳しく知るにつれ、危機感をもつようになりました。
最初は当然、共産党も原発反対(即時廃炉)、内部被曝にも警鐘を鳴らすものだと思っていました。支部会議のとき、私がそのことを発言すると、他の党員の反応も変だったのです。
2011年の3月から5月頃の話です。なぜこれ程の事故を起こした後で即時廃止を言わないのか?少なくとも子ども、女性、妊婦の福島、近隣の県からの避難を主張しないのか、不思議でたまりませんでした。つれが参加していた新婦人、私が「〇〇の医療」を配布していた民医連、地区委員長、最後には中央委員会にもメールや電話をしましたが明確な答えは帰ってきません。ほとんど黙殺でしょうか。批判的に問い合わせた私の態度も悪かったのかもしれませんが。
それで党に見切りをつけ、地元の市民運動に参加しました。子どもが小さかったのと、私は〇〇を経営してますので、保育所や学校給食が心配で、市に放射能測定を実施させる運動が中心でした。結局、4人の党市議会議員さんにも動いてもらえ、実現しました。
現在、党とは距離をおいてます(まだ党員ですが)。市民運動も反原発、反被曝の点では最近は下火です。秘密保護法やら戦争法など、ろくでもない安倍政権への反対運動に流れたせいかもしれません。
そんな状況の中、私が疑問に思い続けていたことが今田さんの文章ですっきりしました。ありがとうございます。
あと一つの疑問は、党が内部被曝について触れようとしない理由です。年20ミリシーベルトだの言ってる場所で子どもが部活をやらされ、保育所の園庭で小さい子が遊ぶ。除染を中心とした福島復興も帰還も食べて応援も、全て気違い沙汰だと思います。
野口邦和氏や安斎育朗氏は赤旗の紙面に登場しましたが、矢ヶ崎克馬氏の主張は正面から取り上げられたことがないと記憶します。(野口、安斎両氏の内部被曝に対する見解は同意できません)
〇〇の勤医協には内部被曝に詳しい〇〇医師がいます。氏が党員なのかどうか知りませんが、党員、或いは党に近い人の中にも私と同じように危惧する人がいます。日々被曝させられる人々の命に、もっと慎重であるべきだし、なぜそのために積極的に党は動かないのでょう?
長くなりましたが以上が感想でした。
追伸
『吉田証言は生きている』の著者だったんですね。
赤旗での、吉田証言の過去記事訂正に違和感をもち、確か『週刊金曜日』で知り購入しました。私にとってはとても勉強になった本でした。吉田証言は嘘八百だと鬼の首をとったように騒ぐ連中には辟易します。

【以上のメールに対して私(今田)の方から以下の返信メールを送った。メールの公開についてはOKをいただいた。参考までに掲載する】
メール、ありがとうございます。
〇〇さんの真っ直ぐな行動と感想に、大変激励されました。
私は広島市出身の被爆2世ということもあり、内部被曝や低線量被曝について、他の人以上に関心を持ってきた者の1人です。
〇〇さんの感想にまったく同感しています。
日本共産党が良い方向で抜本的に変わってほしいと思いながら、もう赤旗編集局を退職してから6年以上が過ぎました。
残念ながら、党はなかなか変わりませんね。
私は〇〇さんにご購入いただいた『吉田証言は生きている』(共栄書房)を出版したことが問題となり、その後、党を除籍になりました(納得はしていませんが…)。
いまは、一歩一歩、党改革のためにも、私にできることを諦めずにやっていこうと思っています。
〇〇さんのせっかくのメールですが公開しなければ、党は痛くもかゆくもありません。
もし良ければ、私のHPで住所や名前をわからないようにして、公開させてもらえませんか。
ご検討ください。
暑い日々が続きますが、お体に気を付けて、がんばってください。
それでは、失礼します。


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