◎脱原発をめざす女たちの会が発足 吉永小百合さんや竹下景子さんらも賛同、集会に410人が参加、会場いっぱいで第2・第3会場も


 女性たちの中で脱原発の世論と運動を広げようと、「11・23キックオフ!脱原発をめざす女たちの会」が2011年11月23日午後、東京都杉並区の杉並芸術会館地下2階「座 高円寺」で開かれました。
 会場は、全国各地から集まった女性らでいっぱいになり、近くにインターネット中継のモニターを置いた第2、第3会場を設置、合わせて約410人が参加しました。
 この会は、評論家の吉武輝子さんや脚本家の小山内美江子さんら女性の著名人82人が呼びかけ人になって、同日の集会で発足。賛同者には、俳優の吉永小百合さんや竹下景子さん、杉田かおるさんをはじめ、693人が名前を連ねています。(11月22日現在)
 集会では、呼びかけ人でタレントの藤波心(ふじなみ・こころ)さんが開会宣言。「私が原発はだめだと思う点」として、「事故によって、お母さんが子どものためを思ってつくった料理の中に入り込んで、母の子を思う愛情を裏切ってしまうからです」と指摘し、「私たちの国土に、第2の福島をつくっては絶対にいけません」と訴えました。
 続けて、呼びかけ人でシンガー・ソングライターの加藤登紀子さんが、震災から6日後に作詞作曲した歌「今どこにいますか」を熱唱。また、女子アイドルグループ「制服向上委員会」のメンバーが「ダッ!ダッ!脱原発の歌」を歌って踊りました。
 この後、原発を抱える各地の市民グループの代表や、呼びかけ人で作家の山崎朋子さん、作家の中山千夏さん、参院議員の福島みずほさん(社民党党首)、元国立市長の上原公子さんらが次々と発言、脱・原発への思いを訴えました。
 集会のまとめとして、呼びかけ人で「制服向上委員会」会長の橋本美香さん(シンガー・ソングライター)が「女たちの脱原発宣言」を読み上げ、参加者一同が大きな拍手で確認しました。
 最後に、呼びかけ人で評論家の吉武輝子さんが、入院中の病院から一時退院して駆け付け、閉会の言葉をのべました。
   (経済ジャーナリスト・今田真人=2011年11月23日記)

 

会場は参加者やマスメディア関係者でいっぱいに=23日、東京都杉並区


開会宣言をするタレントの藤波心さん=23日、東京都杉並区


熱唱するシンガー・ソングライターの加藤登紀子さん
=23日、東京都杉並区


「ダッ!ダッ!脱原発の歌」を踊りながら歌う制服向上委員会のメンバー
=23日、東京都杉並区

   
発言する社民党党首の福島みずほさん(写真左)と元国立市長の上原公子さん=23日、東京都杉並区)


「女たちの脱原発宣言」を読み上げる制服向上委員会・会長の橋本美香さん=23日、東京都杉並区

〈参照〉

☆藤波心さんの発言全文

☆制服向上委員会・会長の橋本美香さんが読み上げた「女たちの脱原発宣言」全文

☆制服向上委員会が歌う「ダッ!ダッ!脱原発の歌」のスナップ写真特集

☆脱原発をめざす女たちの会のホームページ

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