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(2025年11月30日からの閲覧回数)


☆キボタネ韓国ツアーの報告(12)
(2025年9月6日~のツイート再録)
          フリージャーナリスト・今田真人



~ 「戦争と女性の人権博物館」の見学の続き~
「慰安婦」被害者が沈黙をやぶり「私が被害者で証人だ」と名乗り出て、証言や絵画などで加害者を告発していくさまは、今話題の伊藤詩織さんの生き様と重なるように私は思う。(続く)


(承前)「戦争と女性の人権博物館」のオーディオガイドはさらに続ける。「日本軍『慰安婦』問題がどのように世界に知られるようになったか。問題解決のため、どのように活動してきたのかが、一目でわかる運動史館(博物館2階)に入ります。日本軍『慰安婦』に関与した事実を否認していた(続く)


(承前)日本政府にたいし、キム・ハクスン(金学順)ハルモニが『私が被害者で証人だ』と勇気を出して公開記者会見を行った様子が映像で流されています。キム・ハクスン・ハルモニの勇気は、多くの被害者たちの沈黙をやぶることになりました。当時、申告を受けた電話も展示されています」(続く)


(承前)「日本政府は日本軍『慰安婦』犯罪にたいする政府の関与を否定していましたが、関与を示す文書が発見され、被害者の証言が出てくると、一部ではありますが、関与の事実を認めました。しかし、政府の犯罪事実を全面的に認め、それに伴う法的責任を履行することはありませんでした」(続く)


(承前)政府が関与を一部認めたのが、1993年の「河野談話」です。しかし、それはまったく不十分であり、日本政府の法的責任や賠償責任を認めるものではありません。伊藤詩織さんの事件でいえば、刑事裁判ではなく、民事裁判だけで勝訴したことに似ています。(続く)
【河野談話】


(承前)オーディオガイドは続ける。「そこで被害者たちは、日本政府を相手に日本の裁判所で訴訟を起こし、責任者を告訴するなど、様々な活動を展開してきました。韓国と日本、そしてアジアの被害国が、ともに日本軍性奴隷を裁く女性国際戦犯法廷を開催し、世界女性の名でヒロヒト天皇に(続く)


(承前)有罪を宣告しました。この法廷には日本軍『慰安婦』被害者だけでなく、紛争地域の女性たちも参加して女性への暴力の被害状況を告発しました。しかし、日本政府は依然として法的責任を認めず、事実から目を背けており、正義の回復をめざす被害者と女性たちのたたかいは、いまも」(続く)


(承前)続いています」「韓国だけでなく、世界の多くの人々が、ねばり強く日本政府に問題解決を求め続けています。被害者を支援し、各地で歴史の真実を広め、希望の歴史をつづっているのです。国連をはじめとした国際機関は、日本政府に犯罪事実を調査し、その責任を履行することを、(続く)


(承前)数回にわたって勧告しており、欧米各国では、日本政府に日本軍『慰安婦』問題解決を求める国会決議を次々と採択しています」「みなさんが博物館を訪問した今日は何曜日ですか。毎週水曜日(正午から)、日本大使館前をあつくしている水曜デモ(水曜集会)の現場です。(続く)


(承前)水曜デモは1992年に始まり、2011年12月には千回を迎え、現在も続いています。いま聞こえてくる歌声は、毎週水曜デモの始まりを知らせる曲『바위처럼(パウィチョロン)=岩のように』です」。リンクの動画は、2018年当時の水曜デモ。(続く)
【2018年12月26日 第1367回水曜デモ】


(承前)オーディオガイドは言う。「岩のように頑強にこの場を守ってきた水曜デモの生き生きした現場をしばし、…実感してみてください」。リンク先の韓国・正義連のサイトでは、過去の水曜デモを記録した録画も見ることができます。「設定」で日本語字幕にして視聴を。
【韓国の正義連の公式サイト】


(承前)この「岩のように」(作詞作曲ユ・イニョク、歌コッタジ)という歌曲の日本語訳の歌詞は、次のリンク先の動画で確認できます。以下、紹介します。
「大地の岩のように雨風に吹かれても/誘惑の言葉にも揺るがない/岩のように生きてみよう/風に揺れるのは(続く)
【歌曲「岩のように」の歌詞の日本語訳が表示された動画】


(承前)根が浅い葦の葉/大地に深く根をおろして生きる岩のように/苦しい時もくじけずに試練の中に立ち向かおう/われらの未来に向かって行こう/岩のように生きてみよう/風に揺れるのは根が浅い葦の葉(以下、くりかえし)」。すばらしい!(続く)


(承前)オーディオガイドは続ける。「平和の碑。これは第1千回水曜デモが開かれた2011年12月14日に、在日大使館前に建てられた平和の碑(少女像)です(写真は「戦争と女性の人権博物館」内に設置された同型のもの)。水曜デモに参加したことがある方なら、すでにまったく同じ姿の(続く)




(承前)少女に出会っていることでしょう。はだしで寒そうですが、両目ははっきりと日本大使館前を凝視しています。ハルモニ(おばあさんという意味)たちが少女だったころ、それほどの昔に罪を犯した日本政府が、一生涯待ち続けてきた被害者にきちんとした応答をしていない現実を(続く)




(承前)少女の全身で告発しています。少女像の肩にとまっている一羽の鳥が見えますか。この鳥はすでに亡くなった被害者と生存者している被害者をつなぐ橋渡しの役割を担っています。そして少女の横にある、空いたイス、これはハルモニの手を握り、いっしょに叫ぶみなさんのために、(続く)




(承前)空けておいたイスです。この平和の碑がある場所では、自由に写真を撮ることができます。イスに座り、少女の手を握って『戦争と女性の人権博物館』を訪問した特別な今日の日を記念に残すのはいかがですか」。私もこの少女像の隣のイスに座り、彼女の手をそっと握って記念写真を撮った。(続く)




(承前)「岩のように」を大きな会場で歌う動画もみつけました。
【1998年韓国KBSオープンコンサートで歌われる「岩のように」】


(承前)韓国の歌曲「岩のように」の由来をネットで探すと、次のようなサイトがありました。ナムウィキは韓国の用語解説サイト。同曲は「代表的な民謡のひとつ。ユ・インヒョクが作詞・作曲し、民謡グループ「コッダジ」によって1994年にリリースされた」という。参考に。
【ナムウィキ「岩のように」】


元「慰安婦」被害者のハルモニを励ますために、韓国の若者たちが「岩のように」のダンスを楽しそうに踊っている動画。この輪が世界中に、もっともっと広がることを願う。
【2020年8月18日、1452回水曜集会などでの「岩のように」の若者たちのダンスの動画】


「ユン・ソンニョル(前大統領)の即時弾劾」を掲げた昨年12月の韓国国会前の大集会でも「岩のように」は歌われ、多くの民衆を励ました。
【2024年12月14日、ユン・ソンニョル(前大統領)の即時弾劾を求める「国民キャンドルライト行進」で歌われる「岩のように」の動画】


このように若者たちが「慰安婦」被害者たちを励まし、歌とダンスで日本の国家犯罪を告発してきた水曜デモと少女像。それに対する日韓右翼の妨害行動が激化したのがユン・ソンニョル大統領の時代。あの「ニュース打破」が製作した動画(2022年8月11日公開)が詳しい。
【ニュース打破製作「憎悪が街を覆い、水曜日の抗議活動を妨害する人々 」】


この動画は韓国語バージョンですが、画面右下の設定(歯車マーク)を右クリックし、字幕を日本語に選択すれば、字幕付きのニュース映画として視聴できます。ぜひ、試してください。


(この回の報告は現在、X(ツイート)で進行中です)


以下、【報告】(13)に続く。


【各回へのリンク】
☆2025年9月6日~10日、キボタネ韓国ツアーの報告(1)
☆2025年9月6日~10日、キボタネ韓国ツアーの報告(2)
☆2025年9月6日~10日、キボタネ韓国ツアーの報告(3)
☆2025年9月6日~10日、キボタネ韓国ツアーの報告(4)
☆2025年9月6日~10日、キボタネ韓国ツアーの報告(5)
☆2025年9月6日~10日、キボタネ韓国ツアーの報告(6)
☆2025年9月6日~10日、キボタネ韓国ツアーの報告(7)
☆2025年9月6日~10日、キボタネ韓国ツアーの報告(8)
☆2025年9月6日~10日、キボタネ韓国ツアーの報告(9)
☆2025年9月6日~10日、キボタネ韓国ツアーの報告(10)
☆2025年9月6日~10日、キボタネ韓国ツアーの報告(11)
☆2025年9月6日~10日、キボタネ韓国ツアーの報告(12)


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